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しまーむ
登山歴8年目「しまーむ」のブログです。
根性がなく登りが弱いのんびりハイカーです。平均コースタイムは登り1.1~1.2/下り0.8~0.9くらいで歩いています。ロープウェイ・ゴンドラ・リフト等々大歓迎!
山登り・キャンプ・旅行について主に書いています。
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飯豊山~弥平四郎口より2泊3日でのんびり登山①~

目次

飯豊山は福島県・山形県・新潟県の3県にまたがる日本百名山の1つ。たくさんの登山口や避難小屋があり、雄大なスケールのその山は、多くの登山者を魅了してやみません。

私もいつか挑戦してみたいとは思うものの、自分の登山レベルではまだまだ難しいと思っていました。そんな中、当時加入していた登山サークルのメンバーに誘われ、2泊3日で比較的難易度の易しい福島県側の「弥平四郎コース」から挑戦することになりました!!

行き先

飯豊連峰主峰 飯豊本山 標高2,105m
弥平四郎口よりピストン

日程

2017年8月26日(土)〜28日(月) 2泊3日

1日目 2017年8月26日(土)
 09:23 駐車地点
 10:28 祓川山荘
 12:30 十森の水場
 13:12 松平峠
 14:36 疣岩分岐
 14:54 疣岩山
 15:40 三国小屋(三国岳避難小屋)
 歩行 5時間32分 休憩 45分 合計 6時間17分

交通手段

自家用車
磐越自動車道 西会津インターより登山口の祓川駐車場まで約1時間30分

弥平四郎集落から30分ほど砂利道の林道を走行します。途中、かなり道が荒れていて、大きな段差やえぐれた箇所があるため、通行には細心の注意が必要でした。
当日は、林道の途中で路面崩壊のために車両通行止めとなっていて、ガード手前のスペースに駐車して、登山口となる祓川駐車場まで約20分多めに歩きました。

宿泊

三国小屋(三国岳避難小屋)

宿泊2,500円
シュラフ・マットの持参が必須です。小屋の中はとても綺麗で、においもなく清潔なお手洗いに感動しました!!
基本的には自炊の避難小屋ですが、私たちが訪れた時は有料で食事の提供をいただくことができました。(ただし、現在は変わっている可能性もあるので、必ず事前に確認ください)
こちらのサイトが参考になりました(西会津町公式㏋・飯豊山登山情報)

◆7月1日~9月下旬頃までは管理人さんが常駐予定とのこと
◆食事は1,500円。レトルトの「カレー・牛丼・中華丼・親子丼」から選択可能でした(レトルト白米・味噌汁付き)
◆水300円(500ml)、ペットボトル500円(お茶、ジュースなど)、缶ビール・缶チューハイあり(料金未確認)
◆三国小屋付近には気軽に汲みに行ける水場なし。水は切合小屋から運んでいるそうです。
◆シュラフ・マットの有料貸出あり

山行の記録

土曜日の早朝、仲間と合流して、車で登山口へ向かいます。弥平四郎集落までは舗装路でしたが、その先は砂利道の林道。ここがなかなかに荒れていて、軽自動車でハマってしまわないかヒヤヒヤしながら運転しました。もし動けなくなっても林道の中は携帯は圏外。いざとなったら、集落までは1時間ほど歩いて助けを呼びに行かなければなりません(^^;)もしまた行く機会があっても、自分の車では行かないかもしれません…。

祓川駐車場まではまだ少し距離がありますが、路面崩壊のため、この先は通行止め。ゲート手前のスペースに駐車してここから歩きます。

出発準備をしていると、まさかのゲリラ豪雨が!!そのうち止みそうではありますが、とりあえず雨が止むまで車で待機です。結局、2時間近く車の中で待ち、ようやく雨があがって気がつけばもう9:30近く。本当なら切合小屋まで行くつもりでしたが、予定を変更して、今日はその手前の三国小屋まで歩くことにしました。

豪雪地帯で知られる飯豊山は、真夏でもところどころで残雪が見られます。8月下旬に訪れた時には、一部の山肌には雪が残るものの、登山道にはもう残雪は無く、アイゼンが必要な個所はありませんでした。その年の雪の量によって状況は変わるかと思いますので、事前に情報収集をし、アイゼンやチェーンスパイク等を持参することをおススメします。

弥平四郎コースは、登り始めに「新長坂ルート」と「新ルート」に分かれます。疣岩山あたりで2つのルートが合流するのですが、今回は、「新長坂ルート」で登り、「新ルート」で下山しました。どちらのルートも特に危険な箇所はなかったのですが、急坂が続くため、行きも帰りもゆっくり慎重に歩きました。(案内看板によると、新長坂ルートは冬~春先にかけては雪崩が発生しやすいため、その時期は新ルートを通ることを推奨)

※この看板は帰りの新ルートでの下山時に、祓川駐車場で撮りました

新長坂ルート:水場あり、登り始めて20分ほどの所に祓川山荘(無人の避難小屋・トイレあり)がある
新ルート  :水場なし、何ヶ所かアップダウンあり 
※登山口に簡易トイレ1器が設置されていて利用可能です

まずは祓川山荘方面に向かって歩き出します。

先ほどのゲリラ豪雨の影響で水量が増しているため、慎重に通過。

登山口から20分程度で祓川山荘に着きました。ここは無料で宿泊できる避難小屋とのこと。お手洗いもありました。ただ、夜に一人で泊まったらちょっと怖そう…。

さっきの豪雨が嘘のようにすっきり晴れてくれました。少し湿度は高めですが、暑すぎず快適に歩くことができます。

この先、稜線に出るまでひたすら急登が続きます。気の合う仲間とおしゃべりをしながら、ゆっくりゆっくり確実に高度を稼いでいきます。

松平峠。この辺りは見晴らしが良く、これから目指す疣岩山の山頂が見えていました。

松平尾根
とても急峻な痩せ尾根で、とても怖そうに見えましたが、歩いてみると思いのほか難なく通過することができました。

振り返ると後ろに長坂峰が見えます。

ようやく疣岩分岐に到着です。ここが新ルートとの合流地点になります。

分岐からほどなくして疣岩山(いぼいわやま)標高1,654mに到着です♪ここまでで歩き始めてからすでに5時間半…。ちょっと時間をかけすぎた気もしますが、ゆっくり楽しく登れたおかけで、そこまでの疲労感はありません。

ここから三国岳避難小屋までは比較的緩やかな稜線歩きになります。木々の向こうに飯豊本山~大日岳の雄姿がチラッと見えて、テンションが上がりました!!

山の上にちょこんと小屋が見えてきました。あれが今日の目的地!あと少し頑張ります!!

そして、よやく三国小屋に到着~!!想像していた避難小屋像とは異なり、茶色い外観がシックで、とても綺麗な感じ!
管理人さんや宿泊客の方々がにこやかに出迎えてくれました♪

管理人さんに宿泊費1人2,500円をお支払いし、受付をします。宿泊スペースには番号が割り振られており、2階奥の空いているスペースを割り当ててくださいました。

全体的に清掃が行き届いており、管理人さんもとても親切で、避難小屋ながらとても快適に過ごすことができました。お手洗いも水洗で匂いもなくとても清潔でした。山の上でこの環境を維持するのは本当に大変なことだと思います。感謝の気持ちを忘れず、次に訪れる方のためにも私たちも綺麗に使わせていただこうと思いました!!

なんと更衣室までありました!!ありがたく使わせていただき、汗をぬぐってインナーを着替えました。

小屋の中で調理する場合は、床材を守るため、調理台(ステンレス台)をお借りします。

この日は天気が良かったため、私たちは屋外で夕食作りスタート。本日のメニューは焼きそば♪のはずが、さて炒めようか…となった時に、まさかの焼きそば忘れが判明(笑)。急きょ、ウインナー入り野菜炒めと、友人のお土産の名古屋名物・味噌煮込みうどんの夕食となりました。

味噌煮込みうどんは、ゆで汁を捨てることができないため、ゆで汁に直接味噌を入れて調味しましたが、どろっどろでしょっぱい汁になってしまいました(^^;) 味は美味しいのですが、塩分過多ですべて飲み干すことができず、余りはペットボトルに小分けして持ち帰りました…。

今回、残念ながら2日間とも夜中は雲がかかってしまい、星空を眺めることはできませんでした。ただ、眼下の夜景はキレイに見え、またどこか遠くの町の花火大会の花火が小さく見えました。

さぁ!明日はいよいよ飯豊本山に挑戦です!!今日はしっかりと睡眠をとって、明日に備えます(^^)/

②へつづく

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