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しまーむ
登山歴8年目「しまーむ」のブログです。
根性がなく登りが弱いのんびりハイカーです。平均コースタイムは登り1.1~1.2/下り0.8~0.9くらいで歩いています。ロープウェイ・ゴンドラ・リフト等々大歓迎!
山登り・キャンプ・旅行について主に書いています。
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初秋の剱岳2泊3日② 〜剱岳登頂編〜

目次

①はこちら

2日目はいよいよ剱岳へ挑戦です△▲

日程

2日目 2020年9月21日(月)

 04:27 剱沢キャンプ場
 04:34 剱澤小屋
 05:08 剣山荘
 05:37 一服剱
 06:46 前剱
 07:10 前劔の門
 07:51 平蔵の頭
 08:13 カニの縦バイ
 08:53 カニのハサミ
 09:07 剱岳
 09:26 カニのハサミ
 09:45 カニの横バイ
 10:06 平蔵の頭
 10:48 前劔の門
 11:05 前剱
 12:27 一服剱
 13:09 剣山荘
 14:25 剱澤小屋
 14:43 剱沢キャンプ場(泊)

 歩行 7時間8分 休憩 3時間8分 合計 10時間16分

山行の記録

3:45頃に目が覚めたとき、あたりはまだ真っ暗でした。テントの中で軽い朝食をとり、手早く身支度を整えてヘッドライトをつけていざ出発です!!

まずは剱沢キャンプ場から、剱澤小屋に向けて下っていきます。その後、ガレ場や比較的なだらかな登山道を歩いていくと、剣山荘が見えてきました。

雲がちですが何とか剱岳の頂上は見えています。すでに多くの方がだいぶ上まで登っていて、遠く山肌にヘッドライトの列が見えました。

剱沢キャンプ場の明かりが遠くに見えます
剣山荘の裏手から進んでいきます

ここまでは真っ暗な中、ヘッドライトで歩いてきたので、全然写真を撮っていません。剣山荘を過ぎたあたりでようやく辺りが明るくなってきました。

剣山荘より先はいよいよ本格的な岩場登りが始まるため、小屋の前で再度身支度を整え、ヘルメットも装着しました。

出だしから結構な高度感

剱岳の鎖場には番号が振られており、剣山荘を過ぎてすぐに①の鎖場が現れます。写真で見るとなかなかの高度感ですが、鎖に触らずに登ることができました。

②はトラバース気味な鎖場ですが、足場がしっかりしているため、鎖に頼らなくても難なく過ぎることができました。

以降、順番通りに鎖場が現れるのですが、多すぎて何番を通過しているのか数えるのが面倒になりました。

水墨画のような風景

途中、ガスがかかってきて、小雨か霧のようなものでれレインウェアがしっとりと濡れてきました。 

あれれ…?汗

この先もまだまだ難所の鎖場や岩場が待ち構えているので、雨で濡れて滑るのではないかと、とても心配です。

天気予報では晴れ予報なので、すぐに晴れることを祈りつつ、慎重に歩みを進めます。

途中、ガレ場の端で一息ついていると、目線の先に雷鳥さんが現れました!3羽一緒です🎶♪まさかの2日連続で雷鳥に会えるとは!!

写真の中に雷鳥が3羽います

雷鳥パワーで充電できたので、元気よく先に進めそうです(^^)v

しばらくすると、しとしと雨も上がり、少しずつ青空も見えてきました。

いつの間にか、一服剱、前剱と通過して、いよいよ本格的な鎖場が!5番と番号が振られています。

5番の鎖場。大渋滞!

ここで本日初めての渋滞に合います。前方を見ると、カラビナをかけて渡っている方々もいました。

この難所で渋滞するのは仕方ないと思いますが、中には自撮り棒+GoProを片手に突き出して実況しながら渡っていく人の姿が…。なんだかなぁ。。

いよいよ自分の順番になりドキドキしながら渡りましたが、足を置くところもしっかりしていて難なく通過することができました。

こと後もいくつか鎖場を通過し、いよいよ剱岳のお出ましです!!

歩みを進めていくと、前方に渋滞の列と縦に岩場を登る人達の列が。一目見てあれがカニの縦バイだと分かりました。

渋滞の列はなかなか進まず30分は待ったかと思います。おかげで心の準備とシミュレーションをしたり、写真を撮る時間を十分に確保できました。

カニの縦バイ渋滞

歩行中はアタックザックを背負い、カメラとサコッシュを下げていましたが、ここからはすべてアタックザックにしまい、邪魔にならないようにしました。

縦バイを真下から見上げる

前の方と十分に間隔を空けて、いよいよカニの縦バイに挑戦です!!

私の身長(154cm)でも難なく足を置ける位置に適宜足場もあり、思ったよりも難なく登ることができました♪

前々から思っていたことではありますが、私はダラダラとした長い登り坂よりも、岩場や鎖場といったアスレチック的な登りの方が強いみたいです。

そうはいってもその油断が命取りになることもありえるので、慎重に足を運んでいきました。

カメラをしまってしまったので写真はありませんが、この先も岩場を超えて、ようやく剱岳山頂に到着です!!

そして…ついにーーー!!

きたーーー!!!

日本百名山・剱岳(標高2,999m) 登頂です△▲△

登山を始めたばかりの頃は名前も知らなかった剱岳。その後、登山にすっかりハマってからも、その難易度の高さにおののき、まさか自分が剱岳に登る日が来るなんて思いもしませんでした。

感慨深い…!

山頂では祠の前と槍ヶ岳方面の2ヶ所で写真待ちの列ができていました。もちろん両方に並んで写真を撮ってもらいます。

剱岳・登頂!!
遠くに槍ヶ岳が

もう一度来れるかどうか分からないので…、心残りのないよう、満足いくまでたくさん写真を撮ってもらいました笑

そういえば三角点を探すの忘れてしまいました。以前、「剱岳 点の記」を見て気になっていたのに…。まぁいっか!!

こっち方面はきっと私は行くことはないでしょう…笑

まだまだ山頂は混雑していますが、ゆっくり下山を開始します。

さくさくと下山しているとまた鎖場が。登ってきた人に「お疲れ様です、横バイ気をつけてくださいね」と声をかけられ、そこで初めて今から下ろうとしていた鎖場がカニの横バイだと気がつきました。

登りの渋滞とは裏腹に、ここでは前後に誰もいなかったため、一歩ずつ慎重に心落ち着けて通過することができました。

足場がしっかりあって難なく降りることはできましたが、下りだと足場が見えづらいのと、足の長さ的にギリギリの箇所もあって、油断は禁物でした。

下りはほとんどカメラをしまって両手を開けて慎重に下ってきたため、ほとんど写真は有りません。

行きは気づかなかった前剱頂上の標識も前で一旦休憩。

一服剱あたりでようやく剣山荘が見えてきました!!

後もうちょっと!!

急いで下って石を落とすと怖いので、ゆっくり慎重に降りていきます。

そしてようやく、剣山荘に到着〜!!ここまで帰ってくれば、ほとんど危険な箇所はクリアです。

つ、つかれたー!!

小屋の前でアタックザックとヘルメットを外し、休憩です。

疲れた体に染み渡る…

おでんとコーラと剱岳バッジを購入しました♪

とても綺麗な小屋で、もしまた剱岳に挑戦することがあったら、ぜひ泊まってみたいと思いました。

もっとのんびりしたいところですが、宿泊地の剱沢キャンプ場まではまだあるため、そろそろ出発します。

右下が剣山荘。左上のキャンプ場まではまだまだ

上の写真は行きに撮ったものですが、キャンプ場〜剣山荘の道が良く見えます。キャンプ場までは登り返しもあり、疲れた体には応えます…。。

この後もガスがかかってきたりして、写真はなし。最後の一登りを終えて、ようやくキャンプ場に帰ってきました!!

キャンプ場に帰還!!

2日目も剱沢キャンプ場に連泊なので、この日の行動はこれで終了です。あとはご飯を食べて寝るだけ!!今日中に室堂まで戻らなくて良いとか幸せすぎる〜!

テントで一息ついて、すぐにあ〜、本当に剱岳に登れたんだなと実感が湧いてきました!

2日目の夕食はウインナーとゆず塩ラーメンです。帰り道でガスがかかっていた剱岳の山頂も晴れてきたので、剱岳を眺めながら贅沢な時間です♪

再び剱岳が顔を出し写真撮影タイム

この日の夜は星空も綺麗に見えていました⭐︎

③につづく

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